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無痛分娩のデメリット…リスクや事故の確率は?植物状態についても

 

無痛分娩での死亡例が、全体の4%にのぼることで、緊急対応の強化をする提言が話題になっています。

無痛分娩を批判する人も多いですが、実際にはメリットも多いために、年々無痛分娩を選択する人は増えているようです。

しかし、メリットがあれば必ずデメリットも存在します…。

そんなデメリットを知らずに無痛分娩を選択するのは本当に恐ろしいことだと思うので、今回は簡単に無痛分娩のリスクや事故の確率と、植物状態になるという噂について書いていきたいと思います。

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どんなリスクがある?

費用が多少かかる事や、効果がない人もいるという事以外のリスクを調べてみました。

・麻酔に対して吐き気や嘔吐などの強い副作用が出る人がいる

・麻酔が強すぎるといきみを感じられないので子宮収縮が弱くなる=鉗子分娩や吸引分娩が選択される確率が高くなる

という事が主なリスクのようですが、赤ちゃんに大きな影響を与えることはほぼないという研究結果が出ています。

事故の確率

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出典:http://healthy-station.seesaa.net/article/114167156.html

事故の確率は極めて少ないものの、実際に事故による死亡例があったようなので、以下引用で紹介させていただきます。

症例報告「無痛分娩による硬膜外麻酔で全脊椎麻酔を生じ、妊婦及び胎児が死亡した事例」

妊婦は33歳。無痛分娩を希望し、38週1日で予定分娩開始。硬膜外穿刺後にカテーテルからマーカイン10mlを注入。
その2分後に「苦しい…声がでない…」と訴えあり、血圧が72/40まで低下。
医師はラクテック500mlの点滴と4L酸素を開始し帝王切開の準備を開始した以外、22分間特別な対応をしなかった(診療録にも記載なし)。
その後、大学病院に救急搬送依頼をし、電話で指示を受けボスミン等の投与や挿管がなされたが、搬送後に母子の死亡が確認された(死産)。
引用元:医療事故情報センターニュース、2015.1.1.№322号

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植物状態

植物状態というワードも出てきたので調べてみた所、硬膜外麻酔(脊髄神経を麻痺させるために、硬膜外腔に局所麻酔薬を注入すること)による医療事故が過去に起きていたようです。
病院によって、麻酔の使用法は異なるとは思いますが、可能性は0ではないという事ですね。

硬膜外麻酔というものは、無痛分娩に限らず、がん手術など大きな手術には必ず使うもの。
その硬膜外麻酔によるトラブルは、極まれなケースで発生することがある。きちんと管理していれば、通常では起こり得ないことであるが、硬膜外麻酔が髄液に入ってしまったことによって全身の感覚が麻痺してしまい、呼吸することができなくなった結果、植物状態になってしまった事件があった。

まとめ 

1,無痛分娩のデメリットは、費用がかかる事、人によっては麻酔が効かない事もあるということ

2,リスクは、麻酔が効きすぎて吐き気がする事やいきむ力が出ないために吸引などをする事

3,事故の確率は極めて少ないが、過去には死亡例もあった。

4,植物状態になる可能性も0ではない

芸能人の無痛分娩などで、昔に比べて選択する人も多くなった事でしょう。

しかし、そのリスクもしっかりと把握したうえで選択する事を頭に入れておきたいものです。

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